【カンボジア】100人に日本料理作り方を指導ーJICAシニア海外ボランティア
Global News Asia / 2017年7月17日 9時0分
2017年6月21日、JICAカンボジア事務所が発行する「カンボジアだよりNo70」に『子供たちから贈られた「ボランティア」和食を伝えにカンボジアへ』と題する記事が掲載された。
(記事)カンボジアでも人気が高い和食の技術を伝えるため、国立職業訓練校(NPIC)に、JICAのシニア海外ボランティアが2015年に派遣されました。山梨県甲府市で懐石料理の店を営んできた古澤都志美さんで、6月末には2年間の任期を終えて帰国します。
古澤さんは6年ほど前、マラウィに青年海外協力隊員(理数科教育)として派遣されていた長男のもとに旅行しました。半月ほどの滞在の間に、「海外で自分でも何か協力してみたい」 という思いがわいたと言います。ある日、古澤さんはシニア海外ボランティ ア応募に必要なTOEICの受験票を突然受け取りました。申し込んだ覚えはなく、不思議に思っていたのですが、それは子供たちからの母の日のプレゼントでした。
「『いつか』と思っていては叶わない。こうして背中を押されたことを有難いと思って覚悟を決めました」と古澤さん。毎日店を閉めてから夜中の12時ごろま で、40年ぶりに猛勉強をして、JICAボランティ アとして海を渡るチケットを手にしました。 カンボジアでは、日本料理約50種類を、手作りのレシピ本で教えました。学生たちは100人ほど。日本料理の講師派遣は初めてだったので、すべてが手探りでした。
派遣に同行した夫・巧さんも調理師なので指導を手伝いました。古澤さんは「学生たちは、手先が器用で熱心。2年間で和食のことだけでなく、日本のことも知り、興味を 持ってくれた。 日本の味を、もっと世界の人たちに知って欲し いという思いが強くなった」と言います。
【編集 : AY】
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