北朝鮮グアム付近へのミサイル計画を表明 CCTVが日本政府の対応に高い関心を示す
Global News Asia / 2017年8月11日 21時40分
2017年8月11日、北朝鮮はアメリカへの軍事挑発として米軍基地があるグアム島付近へ4発のミサイル「火星12型」発射を検討していることを表明し、その経路として島根、広島、高知上空を通過する計画であることを通告した。それを受けて日本政府は、対策として、海上からのイージス艦による迎撃と地上からは「地対空誘導弾パトリオット(PAC3)」での迎撃の2段構えであるが、中国・四国地方に PAC3が配備されていないため島根、広島、愛媛、高知の4カ所へのPAC3配備を決定した。
中国の国営『CCTV』は11日朝のニュースでこの件を小野寺防衛大臣や菅官房長官の映像を用いて報じるなど関心の高さを示した。11日のニュースでは特に日本やアメリカへの非難はなく、日本が北朝鮮のミサイル対策でアメリカと連携して防衛力を強化していると伝えた。
広島からグアムまでは、直線距離にして約2620キロメートル。広島から北京まで約1575キロメートルの位置関係となる。
迎撃ミサイルは短距離しか飛行できず中国大陸までは届かないためか、今のところ中国は、韓国へ配備が進む「THAAD」のような過剰反応は示していない。
【執筆 : 中野 鷹】
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