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【ボホール】知的障がい者を支援する杉山明子さんーバビタの家

Global News Asia / 2017年8月18日 9時0分

元JICA海外青年協力隊員の杉山明子さん(左)、バビタの家(2017年8月4日撮影)

 2017年8月18日、フィリピン・ボホールに、元JICA海外青年協力隊員の杉山明子さんが設立した、知的障がい者を支援するための「バビタの家」がある。バックボーンの支援団体は無く、個人プロジェクトとして始めた個性的な家だ。

 杉山明子さんは、2年6ヵ月間、JICA海外青年協力隊員として地元の特別支援学校に赴任し、知的障がいの生徒や先生たちを中心に支援。「ボホール人はとても良い人、生徒たちもとても良い子」卒業後の知的障がい者の居場所が無く自宅で過ごすしかない現状を見て何とかしたいとの強い想いから、自ら居場所を作ることを決心。「バビタの家」を2016年10月にオープンさせた。

 竹の素材を使用し通気性が高いため扇風機が無くても自然の風で暮らせる。プラスチックゴミをヒートプレスマシーンに入れ作成したカラフルなシートを床材として貼り付けている。自給自足をめざし、農作物や果物。アヒル、ニワトリなどを飼う。

 土産物として、ボホールのトライシクル(サイドカー的3輪タクシー・ミニチュア)1個200ペソは、販路拡大中。JICA海外青年協力隊員の協力で、データ化しレーザーカッターマシンで、部品を切り出し。生徒たちが色付けや組み立てを行う。また、新しい作成グッズのアイディアも募集している。

 「バビタの家」の生徒は、現在6人。知的障がい者(重複障がいを含む)、年齢は30歳前後。ここでの暮らしは、読み・書き・算数の勉強のほか、動物の世話や野菜や果物の栽培も。仕事(作業)、食事、共同生活でコミュニケーションも学習する。知的年齢は幼稚園~小学校1、2年生ぐらい。将来的に生徒は30人ぐらいまで受け入れる予定。

 トライシクル・ミニチュアの販売や、スタディツアーの寄付、日本からの支援物資で、細々と運営している。日本からの支援物資で一番欲しいものは、手動の脱水機。
 
[日本からの支援物資は、バリックバヤンボックスでの発送必須]http://balikbayanbox.jp/services/balikbayanbox.html
(バリックバヤンボックス以外の受け取りは不可)

送り先
住所 PUROK 7 SENTRO TABALONG DAUIS, BOHOL, PHILIPPINES

あて先 BABITA HOUSE Ms. AKIKO SUGIYAMA

電話番号 (038) 510 8190

〈問い合わせ〉 バビタの家 代表 杉山明子さん E-mail bohol.japan.aopwid@gmail.com

WEBサイトhttp://boholjapanaopwid.wixsite.com/bohol-japan-aopwid
【編集 : AS】

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