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【ボホール】知的障害者を支援する杉山明子さんー「バビタの家」スタディツアー

Global News Asia / 2017年9月18日 9時15分

 もちろん生徒間だけでなく、近所の人々や道行く人々もそうです。生徒のことを「障害を持った人」として特別視して接している人は誰もおらず、皆友達として接し彼らを助ける、生徒たちもまた人々に協力し助ける。実際、私も生徒たちから生活する知恵や方法を沢山教えてもらい、助けてもらってばかりでした。本当に感謝しています。

 彼らが持っている障害も、お互いが理解し合い助け合っていけば、それはもう障害やハンディキャップではなくなる。その人の個性の一つとなる。それをすごく感じました。

 そして、それは健常者同士でも同じではないでしょうか。完璧な人なんていなくて、私たちは一人ひとり苦手な事や出来ないことがあります。でもそれをお互いが受け入れ協力し合えば、何の障害もなくなります。Babita Houseの生徒たちから、そのことに気づかされました。

 生徒たちは、みんなそれぞれが良い個性を持っています。あきこさんと生徒たちは、いつも冗談を言い合い、笑っています。

 みんなお互いのことを大好きで、理解し合い、認め合いながら明るく暮らしています。こんな生活、私は日本で出来ていたかなぁと考えさせられました。

 日本は何にでも恵まれています。それに比べるとここでの生活は物や便利さは欠けると思います。
しかし、現代の日本人が忘れかけている、とても大切なことがここにあると思います。

 ぜひ、沢山の人たちに(特に日本人や先進国の人々に)Babita Houseを訪れて頂き、時間に余裕があるなら、ぜひ彼らと一緒に生活を共にして頂き、私たちが忘れかけている「大切なこと」を感じてもらえたらと思います。

 Babita Houseのみなさんに、Babita Houseがあるこの環境に、周りに住む近所の人々に会ってみてください。きっと、ふっと全身の力を抜いて心から笑顔になることが出来ると思いますよ」と感想を語る。

 杉山明子さんは、2年6ヵ月間、JICA海外青年協力隊員として地元の特別支援学校に赴任し、知的障害の生徒や先生たちを中心に支援。卒業後の知的障害者の居場所が無く自宅で過ごすしかない現状を見て何とかしたいとの強い想いから、「バビタの家」を2016年10月にオープンさせた。

 「バビタの家」の生徒は、現在6人。知的障害者(重複障害を含む)、年齢は30歳前後。ここでの暮らしは、読み・書き・算数の勉強のほか、動物の世話や野菜や果物の栽培も。仕事(作業)、食事、共同生活でコミュニケーションも学習する。知的年齢は幼稚園~小学校1、2年生ぐらい。将来的に生徒は30人ぐらいまで受け入れる予定。

スタディツアーの料金(寄付金)
1時間拝観500ペソ・半日体験1000ペソ・一日体験1500ペソ・宿泊体験2000ペソ/一泊 他

〈問い合わせ〉 バビタの家 代表 杉山明子さん E-mail bohol.japan.aopwid@gmail.com
WEBサイト http://boholjapanaopwid.wixsite.com/bohol-japan-aopwid

【編集 : AS】


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