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【タイ】海外安全情報(広域情報)「犠牲祭(イスラム教の祝日)期間に伴う注意喚起」ー在タイ日本大使館

Global News Asia / 2017年8月29日 9時15分

バンコクのペッブリー通りにある歴史あるモスク。(高田胤臣撮影)

 2017年8月22日、在タイ日本大使館からのメールで海外安全情報(広域情報)が発出された。今回の情報は「犠牲祭(イスラム教の祝日)期間に伴う注意喚起」に関するもので、外務省海外安全ホームページに掲載されている。

 タイもバンコク都内や南部にイスラム教徒やモスクがあり、日本以上にイスラム教が身近にある。
 
 イスラム教の犠牲祭はイード・アル=アドハーと呼ばれ、アブラハムが進んで息子のイシュマエルを生け贄として神に捧げたことを記念した日になる。イスラム教徒には断食をするラマダン明けの祝祭のひとつで、熱心な信者はメッカに巡礼し、巡礼しない信者は羊や牛、ヤギなどの動物を生贄にする祭りとされる。イスラム教を国教とする国では祝日として休みになるところもある。

 2017年のタイの犠牲祭は祝日にはならないが、9月1日から9月4日ごろとされる。そのため、在タイ日本大使館ではこの期間中にテロの標的となりやすい場所を訪れる際に安全確保に十分注意を払うように促している。

【編集 : 高田胤臣】

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