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中国・大連「日本人男性がスパイ容疑で逮捕」中国で長期拘束される邦人は100人近くに

Global News Asia / 2017年9月18日 20時30分

大連市人民広場(撮影:我妻伊都)

 2017年9月18日、中国の地方紙『大連日報』は、大連市で日本国籍の男性を逮捕したと報じた。男性の名前は、樋口健氏でスパイ容疑として国家安全局が取り調べていると中国外務省が発表した。

 大連では5月にも60代の日本人男性が、大連市経済開発区郊外でスパイ容疑で拘束されて今も開放されていない。

 中国はここ数年、外国人への監視を強化しており、日本人の長期拘束者が増えている。

 「これまでのケースでは、別容疑でまず公安が拘束し取り調べて証拠を積み重ねてから、スパイ容疑へ切り替えて、国家安全局へ引き渡すという流れだったので、もし最初からスパイ容疑で拘束したならば、よほど自信を持っていたことになります。国家安全局でスパイ容疑となると面会なども大幅に制限されて、親族による面会も基本的にできなくなります。本日、9月18日は満州事変のきっかけとなった、柳条湖事件が発生した日で、中国では国恥記念日として午前9時18分から15分ほどサイレンが鳴らされました。国内的なアピール、内政に利用したとも考えられます」(日中問題関係筋)

 大連は、新型空母を建造するなど軍事機密もあるが、大連港は北朝鮮の南浦との定期航路があるなど北朝鮮との関係もあり、中朝貿易の要である丹東とともに遼寧省自体での監視が強化されている。

 現時点で中国でスパイ容疑を含め半年以上の長期拘束されている日本人は100人近くになると見られる。 
【取材 : 我妻 伊都】

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