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【ミャンマー】日緬の記者の卵集う ロヒンギャ、児童労働に女子寮などーヤンゴンで共同取材

Global News Asia / 2017年10月1日 9時15分

ミャンマー人参加者(中)の力を借りて取材する日本人参加者(右)

 2017年10月1日、日本とミャンマーのジャーナリストの卵たちがヤンゴンで一緒に取材する「グローバルメディアキャンプ・インミャンマー」が開かれ、参加者が書いた記事がネットに公開されて話題となっている。日本で記者養成講座を手がけるNPO法人「開発メディア」と、ミャンマーのジャーナリスト学校の「ミャンマー・ジャーナリズム・インスティテュート(MJI)が共同で開催した。大学生ら5人が日本から駆け付けたほか、ミャンマー側ではMJIの学生ら30人以上が参加した。

 この企画では事前に日本側とミャンマー側の参加者がビデオ会議を開いて、取材方針を検討。ミャンマー側が取材先のアポを取ったうえで、日本人参加者がヤンゴンを訪れて一緒に取材する。日本人参加者が執筆した記事はニュースサイト「ganas」に掲載される。

 取材ではグループに分かれ、ロヒンギャ族の男性やイスラム聖職者へのインタビューを敢行したほか、ヤンゴンの貧困地区を歩いて経済的な理由から学校に通っていない子どものルポを執筆した。そのほか、大学の女子寮の門限が18時と早く、学生らから苦情の声が上がっていることを取り上げた学生もいた。そのほか、これまでに教育問題や民族問題などに関する11本の記事がアップされている。

 記者志望という日本の大学生は「実際に取材してみて、自分に問題を発見する力が足りないことが分かった」と振り返る。ジャーナリストを目指して今後も勉強を続けるという。

 ミャンマーでは、長い軍政時代にジャーナリストが徹底的に弾圧された結果、情報統制が大幅に緩和された今でもマスコミ人材が不足。優秀なジャーナリストの育成が急務となっている。
【執筆 : KLH】

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