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北朝鮮レストラン“本場”中国で閉鎖が始まる前に、アジア各地で自主閉店ラッシュ猛加速! 残念

Global News Asia / 2017年10月7日 1時30分

近年は味や料理が中華風へ様変わりしていた三千里(『撮影:中野鷹)

 2017年10月6日、先月末に中国政府が中朝合弁企業閉鎖を表明して本腰を入れようとしているが、その前に早くも中国やアジア各地の北朝鮮レストラン(以下北レス)の閉店ラッシュが始まっている。

 記者が14年前に初めて丹東を訪れたとき、すでに存在していた「三千里」はこの夏に閉店して看板も撤去されている。三千里は、鴨緑江に面しており探しやすい場所にあるため日本人にも知られていた。近年は中国人と思われる料理人が中華色へ求めてもいないアレンジを強めた影響で、北朝鮮風中華料理と揶揄されていたが完全閉店した。

 タイの首都バンコクにも北レスは3店確認されており、そのうちのBTSエカマイ駅から徒歩で行ける「平壌玉流館」も、オープンから1年も経過していなかったがひっそりと閉店。

 2月の金正男氏殺害事件で実行犯たちのアジトとして利用されたとして注目された、マレーシアの首都クアラルンプールの「高麗館」もこの夏前に閉店し、すでに売却され内装工事が始まっている。

 さらに先月末には、ベトナムの商都ホーチミン市の「朝鮮柳京レストラン」も閉店。すでに看板も外されている。2016年まではベトナム中部のダナンにも北レスは存在したが閉店。残るは、首都ハノイの2店舗とされるも、ハノイ在住者によると話題になることも無く、閉店も近いのかもしれない。
【執筆 : 中野 鷹】

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