カンボジア初、JICAシニア海外ボランティアの指導で「カヌー国際審判員」が誕生
Global News Asia / 2017年12月4日 9時15分
2017年11月20日、JICAカンボジア事務所が発行するカンボジアだよりNo75に「カヌーで国際審判員が誕生! カンボジア初、シニア海外ボランティアが指導」と題する記事が掲載された。
(記事)カンボジアのカヌー・ナショナルチームのコーチ、スルン・レンさん(52)が10月、国際カヌー連盟の国際審判員資格試験に合格しました。カンボジア人として初めての快挙です。東京オリンピックやアジア大会など活躍の場が世界へと広がります。
JICAのシニア海外ボラン ティアとして ナショナルチ ームを指導している土谷龍一さんによると、資格試験は10月半ばに中国の上海で開かれたカヌーのアジア大会の競技期間中に行われました。日本、ニュージーランド、イランなど7か国から17人が6日間の講義や実技講習のあと受験し、スルンさんは16人の合格者の中に見事入りました。
スルンさんは「国際的なルールをしっかり学んだので、カンボジアの選手たちの技術向上に役立てたい。国際的な大会にもどんどん参加したい」と意欲を語りました。スルンさんを指導してきた土谷さんは、宮城県の高校で36年間体育教師をしていました。 カヌー部の顧問として国体やインターハイに出場、日本カヌー連盟や全国高等学校カヌー専門部の役員も務めました。
今年1月からはカンボジアカヌー連盟で活動しています。「スルンさんの合格は、大変うれしい。2019年1月には私の任期が終わりますが、国際審判員が誕生したことで、カンボジアのカヌーチームの継続的な成長を期待できます」と喜びを語りました。
【編集 : YA】
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