【ミャンマー】ヤンゴン証取初の資金調達へ、地場の通信関連TMHテレコム
Global News Asia / 2017年12月6日 9時15分
2017年12月4日、ヤンゴン証券取引所は、ミャンマーの証券当局によって通信関連のミャンマー企業「TMHテレコム」のIPO(新株発行を伴う株式上場)が認められたと発表した。
同社は、事業資金を新株発行で調達する。昨年に取引を開始したヤンゴン証取には4社が上場しているが、既存株を上場させるだけで、新株発行による資金調達は行っていなかった。今回同社がヤンゴン証取での資金調達に成功すれば、上場を目指す企業が増え、低迷するミャンマー株式市場の突破口になると期待される。
新規公開するTMHテレコムは、携帯電話の電波塔の建設や光ファイバー網の構築などを手がける。2017年3月期の売り上げは約95億チャット(約7億6,000万円)。新株発行により、マンダレー管区やシャン州での電波塔の建設資金として、20億チャット(約1億6,000万円)の調達を目指す。今後投資家への説明会などを経て、来年1月中にも上場する予定だ。大和証券系のミャンマー証券取引センター(MSEC)が主幹事を務めている。
ヤンゴン証取ではこれまで、ファースト・ミャンマー・インベストメント(FMI)やミャンマー・ティラワSEZホールディングス(MTSH)などが上場しているが、未公開株の売却で投資家を募ったのちに上場しており、上場時には新株発行による資金調達は行わなかった。そのため企業にとって上場のメリットが不明確で、厳しい情報公開を求められる上場に関心を示さないミャンマー企業も多かった。証券取引所の本来の目的の1つである資金調達を行う企業が現れたことで、ミャンマーの証券市場は新しいステージに入ったと言えそうだ。
【執筆 : 北角裕樹】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
Schoo、東京証券取引所グロース市場への上場承認に関するお知らせ
PR TIMES / 2024年9月17日 18時45分
-
中国、株式相互取引にアリババ追加 10日から
ロイター / 2024年9月10日 7時32分
-
東京証券取引所グロース市場への上場承認に関するお知らせ
PR TIMES / 2024年9月5日 18時45分
-
市民グループが国土交通省に、都市開発事業支援機構(JOIN)に情報公開と人権配慮に関する制度整備を求める要請文を発表
PR TIMES / 2024年8月26日 23時40分
-
アリババ、香港「プライマリー上場」に格上げへ 本土資金呼び込み
ロイター / 2024年8月23日 13時40分
ランキング
-
1共和党知事候補「私は黒人ナチ」 トランプ氏痛手、大統領選激戦州
共同通信 / 2024年9月20日 11時45分
-
2中国、日本人校周辺に監視カメラ 児童刺殺、警備強化アピール
共同通信 / 2024年9月20日 9時56分
-
3戦闘機開発の英国撤退に警鐘 防衛戦略に打撃、信頼失墜と
共同通信 / 2024年9月20日 10時54分
-
4「中国は千年の宿敵」金正恩の”憎悪”が再発した理由は
デイリーNKジャパン / 2024年9月20日 11時2分
-
5深層韓国 〝サムスン凋落〟の日 半導体は「歩留まりの悪さ」で米大手から見放され…TSMCに受注競争で敗北 囁かれる「韓国こける」の現実味
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月20日 6時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください