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【ミャンマー】ラウェイ金子がタイトル奪取、1ラウンドKO、諦めかけた夢果たす

Global News Asia / 2017年12月10日 23時15分

ローキックを放つ金子選手(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2017年12月10日、日本人唯一のプロラウェイファイターの金子大輝選手が、ヤンゴン・テインピュースタジアムで行われた「KBZ航空ゴールデンベルトチャンピオンシップ」で、昨年の王者テッアウンウー選手を下し、念願のチャンピオンベルトを手にした。1ラウンドの激しいラッシュで相手をノックアウトした。

 金子選手はジャブやローキックを多用するスタイルで試合に臨んだ。開始直後にラッシュからの左ストレートでダウンを奪うと、試合を優位に展開。積極的に前に出る形で攻勢をかけ、コーナーに追い詰めての左レバー打ちでテッアウンウー選手をマットに沈めた。テッアウンウー選手は立ち上がることができず、審判がノックアウトを宣言。勝利が決まると、金子選手はリング上で「やった!」と叫び泣き崩れた。

 金子選手は今年7月に地元王者に敗れ、一時は引退を口にした。しかし、格闘家の夢をあきらめきれず、再起を賭けて臨んだタイトルマッチだった。試合後に金子選手は、「いろいろなことがあったけれども、諦めないで本当によかった」と振り返った。「また闘い続けることができる。支えてくれたみんなに感謝したい。僕にはまだもったいないベルトなので、これからも世界で闘いをつづけ、ベルトに見合うような立派な人間になりたい」と話した。

 ミャンマーの伝統格闘技ラウェイは、キックボクシングやムエタイに似ているが、グローブをつけずにバンデージだけの拳で殴り合う危険性から「素手のムエタイ」「世界で最も危険な格闘技」などと呼ばれる。。頭突きやひじ打ち、立ったままの関節技を認められ、KOでなくては勝負がつかない。一方、同大会でソーミンアウン選手と対戦した渡慶次幸平選手は、バックブローでダウンを奪うなど見せ場を作ったが、決め手に欠けドローだった。
【執筆 : 北角裕樹】

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