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【タイ】低温が続く北部・東北部で死亡者も、きょう明日が峠

Global News Asia / 2017年12月21日 12時15分

20日マイナス2度を記録したドイインタノン山(タイメディアより)

 2017年12月21日、低い気温が続くタイで、今週に入って寒さのために数名が死亡。タイ気象庁では、防寒対策を呼びかけている。

 20日早朝にはタイ北部チェンマイのドイインタノン山で、マイナス2℃を記録。周辺では霜が降りるなどの現象が見られたほか、各地で20度を下回る低温が続いている。予報では、この寒さは21日が峠で以降は気温は上昇するとしている。

 この低温で、18日タイ東北部スリン県で60歳の僧侶が宿坊で死亡しているのが発見された。当日の気温は13度まで下がっており、寒さで心臓発作を起こしたものと見られている。この他、バンコク近郊のサムットプラカーンでも、土木作業員らが宿泊用テントで死亡しているのが見つかった。前夜に大量に飲酒して寝込んだあと、夜間に気温が下がった為、低体温症などを発症したと見られている。

 タイでは年間気温が約30度であり、20度を下回る際には、異常低温として気象庁より警報が発令される。家屋も風通しの良い設計であることに加えて、防寒用の衣類を用意していない家庭も多い。例年この時期には気温が下がることが多い。
【翻訳/編集 : Duanjan】

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