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【タイ】「映画ターミナル」現実版! バンコク空港で2カ月以上暮らした、ジンバブエの8人家族

Global News Asia / 2017年12月29日 13時30分

リアルターミナルとして報道されたタイ人のSNS投稿写真(タイメディアより)

 2017年12月28日、バンコク国際空港で2カ月以上暮らしていたジンバブエの家族が、バンコク都内の収容所に仮送致されることになったと、タイメディアが報じた。

 タイ・バンコクの国際的なハブ空港となっているスワンナプーム国際空港の出発ロビーで、10月から3カ月に渡って足止めされている家族がいた。タイメディアがトム・ハンクス主演の映画ターミナルの現実版だとクリスマスに報じて話題となっている

 アフリカのジンバブエから来た子供4人を含む8人の家族が、スペインのバルセロナへ向かうために空港へやって来たのは10月23日。しかし、タイ国内で5カ月間オーバーステイだったことが発覚。タイ入国管理局は、彼らの母国ジンバブエへ送還させようとしたものの、家族らは同国の政情不安を理由に出国を拒否。優しい人の多いタイ入国管理局は、人道的な見地に立ち、強制送還をしなかった。

 その後、11月7日ウクライナ経由でスペインのバルセロナへ行くことを試みるも、スペイン入国の必要書類が不備だったために、ウクライナ航空が搭乗を許可しなかった。同航空は、この後家族の食費などを支援していた。

 こうした中、バンコクの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、タイ外務省に対して、11月14日に家族の状況について通知。今回の措置は、空港に足止めされている子供たちにクリスマスプレゼントを届けたタイ人の投稿がタイのメディアが報じられたことをきっかけに公になった。家族の今後については触れられていない。
【翻訳/編集 : Tawan】

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