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中朝鉄橋で車の通行再開 米国の独自制裁指定の丹東鴻祥グループ狙い撃ち、旅行会社は廃業か

Global News Asia / 2018年1月3日 9時15分

休業している 鴻祥国旅(撮影:中野鷹)

 2018年1月3日、昨年秋に異例となる2度目の10日間に及ぶ補修工事を実施した中朝国境の鉄橋「中朝友誼橋」は、2017年12月22日から自動車の往来が再開している(鉄道は工事期間中も通常運行)。

 通行再開後、往来状況を観察するとトラックなどの貨物車の台数は以前と変わらないように思われるが、バスやワゴン車、自動車の往来が減っていることが分かる。中国人、北朝鮮人ともに、人の往来が減っていることが影響していると見られる。

 また、中朝国境の橋近くにある「鴻祥国旅」が営業していないことが12月中旬に確認された。 鴻祥国旅は、ウラン濃縮装置に使う金属材料を北朝鮮に違法に輸出した容疑で、2016年8月から拘束されている馬暁紅氏の「遼寧鴻祥実業発展有限公司」グループ会社だ。

 アメリカ政府は、馬氏拘束後の2016年9月26日に遼寧鴻祥実業発展有限公司を独自の制裁対象に指定し、馬氏ら経営陣も指定されている。

 丹東の別の旅行会社関係者は、鴻祥国旅は表向きは冬季休業となっているが、このまま廃業する可能性も高いことを明かした。昨年11月に同社へ北朝鮮旅行について問い合わせた日本人男性は、返信が1カ月近く無く、12月上旬になって「対応できないので日本の他の旅行会社に問い合わせして欲しい」と短く返信があったとのことだ。鴻祥国旅の休業が国連などの制裁の影響なのかは不明。
【執筆 : 中野 鷹】

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