【ミャンマー】ロイター記者2人が拘束のまま越年 家族が早期解放訴え
Global News Asia / 2018年1月2日 23時15分
2018年1月1日、ミャンマー当局に国家機密法違反の疑いで逮捕されたロイター通信のミャンマー人記者のワーロンさんとチョーソーウーさんは、拘束されたまま、ヤンゴンのインセイン刑務所で新年を迎えた。ミャンマー当局は昨年12月27日、2人の拘束期限を1月10日までに延長。現在取り調べ中で、有罪になれば最高で14年の懲役刑となる可能性がある。
2人は12月12日、ラカイン問題にかかわる機密書類を警察官から入手した疑いで逮捕された。報道によると、警察官から会食した際に機密書類を受け取り、その後別の警察官から職務質問を受け、逮捕された。12月28日には、逮捕された記者の家族らが記者会見し、ワーロンさんの妻、ペンイーモンさんは「夫は決して国を裏切っていない。早く解放してほしい」と強調した。続けて「2人が逮捕されたのは、レストランで警察官から書類を渡されて店を出てすぐだった。内容は確認していなかったはずだ」と説明。こうした不自然さから「罠だったのではないかと思う」と話した。
2人の逮捕については、米国大使館が抗議の声明を発表したほか、内外のジャーナリストらが批判し、早期の解放を求めている。ミャンマーでは、これ以外にもラカイン問題でミャンマー政府に批判的だったトルコ系メディアの記者ら4人が、ドローンを飛ばした航空機法違反で2カ月の懲役刑を受けている。
【執筆 : 北角裕樹】
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