中国大使館もうんざりする、恥ずかしい『中国人旅行者の国歌合唱』大暴れ・暴徒化
Global News Asia / 2018年2月5日 15時45分
2018年1月25日、ジェットスター・ジャパンが、到着地上海の大雪悪天候をを理由に1月24日夜の成田-上海便のフライト時刻を24時間遅らせたことで、約100人の中国人旅行客が搭乗ゲートを離れず、国歌を大合唱・大騒ぎして、さらに傷害事件の容疑者として中国人男性一人が逮捕された。
こうした事件は時々おこっている。2015年9月4日、バンコク発の中国・重慶行きの航空機の出発が大幅に遅れた。豪雨の影響で使用する機材がバンコクに到着するのが3時間遅れたのが原因。その後、航空会社はこの機材の点検整備の為、5日午前3時に搭乗を開始する予定と伝えたところ大騒ぎになった。
団体旅行客260人のうち、用意されたホテルで休みながら搭乗開始を待つことに同意した、常識的なツアー客もいたが、悪質なツアー客は航空会社のスタッフや、航空会社からチェックイン業務を受託している空港スタッフを取り囲み、要求が認められなければホテルに行かず搭乗もしないと訴えた。
乗客らは「航空会社側による正式な謝罪」、「運航機材をボーイング747型機に変更(最新機材)」、「1人につき1000元(約2万円)の慰謝料」の3条件を航空会社に提示した。「中国人を尊重しろ」などと怒鳴り、中国国歌を何度も合唱した。
中国社会は日本よりも貧富の格差や素養の差が大きく、中国国内でも、海外の空港で大暴れする同胞については、「中国の恥」と考える同胞が多い。
また、中国では社会的な地位の低い人には、行政機関や、鉄道、空港などで不親切な対応しか行われていない現実があり、1人でクレームを出しても相手にしてもらえないと考え、集団で徒党を組んでしまう。例えば、田舎の中国人がパスポートを取得しようとして、行政のミスで本人の住民台帳の記載が見つからず6カ所役所をたらい回しにされることもある。行政のミスであるのは明らかだが、誰一人謝罪しない。この中国人は日本の区役所での対応を見て、あまりの違いに驚いた。
これまで海外に旅行することが出来なかった人々が、初めての海外旅行でトラブルに出くわした場合、中国国内のいびつな社会状況から、こうした残念な事件を起こしてしまう。カルチャー改革が必要だ。
【編集 : AJ】
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