日本・ミャンマー共同制作映画『僕の帰る場所』最優秀俳優賞受賞
Global News Asia / 2018年3月21日 9時15分
2018年3月6ー11日に、オランダ・アムステルダムにて行われた映画祭「CINEMASIA FILM FESTIVAL」の長編コンペディション部門に日本×ミャンマー共同制作映画『僕の帰る場所』(英題:Passage Of Life)がノミネートされ、主演のKaung Myat Thu(カウン・ミャッ・トゥ)がAward of Best Perfomer(最優秀俳優賞)を受賞した。
本映画祭の最優秀俳優賞は、今年から設立された賞で、カウン・ミャッ・トゥが初めての受賞者となった。
シネマジア映画祭は、アジア映画に焦点をあてた映画祭。毎年アムステルダムで開かれ、日本・中国・香港・韓国・インドネシア・フィリピン・タイ・ベトナムで制作された大作映画からドキュメンタリー映画まで幅広く上映している。
受賞したカウン・ミャッ・トゥは、映画の中で在日ミャンマー人家族の長男役を演じ、住む環境を日本からミャンマーへと移動する不安定な子どもの気持ちを見事に表現した。撮影時(2014年11~12月)6歳だった少年は、演技経験がないながら、脚本を読み通し、作品について監督と話し合いを繰り返し、時には1カット1時間を越す演技を経験しながら、撮影を重ねていった。その演技力について、撮影現場では監督やスタッフの中で高い評価を得ていたが、国際的な舞台で認められたのは今回が初めて。
映画『僕の帰る場所』は2017年10月に行われた第30回東京国際映画祭・アジアの未来部門の『作品賞』、『国際交流基金アジアセンター特別賞』を日本作品及び日本人監督として初めてダブル受賞。映画自体としては今回の受賞が3つ目の受賞。
作品は、くまもと復興映画祭(4月6~8日/熊本)などで上映などで上映される。
「僕の帰る場所」(英題:Passage of Life)
監督:藤元明緒
主演:Kaung Myat Thu(カウン・ミャッ・トゥ)
(CINEMASIA映画祭・最優秀俳優賞受賞)
【編集 : Allen】
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