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復興と成長支える大動脈「物流」 システム改善に日本の力ーJICAカンボジア事務所

Global News Asia / 2018年4月27日 9時15分

 また、運輸行政の改善として、船舶の出入港の手続きを電子化、国際標準化する港湾Electronic Data Interchange(EDI)システムの導入による輸出入の円滑化、迅速化も支援しています。

●育つ「物流人材」

 公共事業運輸省で働くなかで、久米さんは職員たちがあまり現場へ出ていなかったことに気づいたといいます。そこでプロジェクトの中で内陸水運や鉄道の状況を知るために実際に夜間の移動を視察したり、港湾で船舶の出入港の手続きを実際に見学したり、現場に出る機会をつくり、当事者たちの理解を深めました。「システムを作るだけでなく、人材を育てることにも力を注ぐのは、日本らしい援助のあり方だと思いました」と、久米さんは言います。

 経済成長の大動脈ともいえる物流システムの改善は、まだ緒に就いたばかりです。日本の専門家たちが育ててきた「物流人材」の活躍が期待されます。

 その第一歩として、帰国を3月末に控えた現在も、日本の無償資金協力による港湾EDIシステムの導入に向け、JICA調査団とカウンターパートの協議調整に走り回っています。
【編集 : YA】


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