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【ラオス】中国企業によるメコン川流域の開発計画で自然破壊の懸念

Global News Asia / 2018年4月21日 9時15分

プロジェクト完成予想図に描かれた伝統楽器ケーンを模したビルと飯籠を象ったホール (ラオスメディアより)

 2018年3月27日付けビエンチャンタイムスによると、ラオス南部のメコン川流域に広がるコーンの滝周辺に、中国企業による大規模な観光開発計画が進んでいることが報じられた。

 開発計画が進んでいるのは、ラオス南部チャンパサク県コーン滝周辺地域で、中国企業Guangdon Yellow River Industrial Groupによって進められている。開発には、ホテルやレストラン、ショッピングセンターなど複数の施設が含まれ、100億ドルの投資と地元民の雇用が盛り込まれている。また、地元自治体によって7000ヘクタール以上の土地提供が承認されている。

 コーン滝は、その総幅員が世界一だとしてギネスブックにも登録されている。また周辺には、かねてより東洋のナイアガラと異名をとるコンパペン滝など、世界各地からバッグパッカーが多く訪れている。また、かつてフランスの植民地時代に敷設されたラオス初の鉄道史跡や、世界遺産にも指定されているワットプーなど、アンコールワット以前の初期クメール様式の遺跡も多く点在するなど、多くの有望な観光スポットがある。

 この計画は、後にラオス国会に提出され承認を得る必要があるものの、指揮者の多くは中国がこれまで行って来た国外での事業例が、不興を買っている点や、約束事の不履行など慎重に進めるべきだと指摘している。またかつて、近隣地区では中国企業によるカジノ施設が承認されなかったこともある。

【翻訳/編集 : Champa】

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