フィリピン「八戸学院カーテル高等学校」開校ー優秀なフィリピン人材の早期確保を目指す!
Global News Asia / 2018年6月18日 9時15分
2018年6月13日、学校法人光星学院・八戸学院(青森県八戸市)とフィリピンの教育財団が共同運営する中高一貫校「八戸学院カーテル高等学校」(フィリピン・ターラック州サンマニュエル市)の開校式が行われた。
カテールの教育施設は、幼稚園から短大まで揃っており、現在600名での生徒が通っている。そのうち中高部分の300名の生徒が「八戸学院カーテル高等学校」で教育を受ける。
八戸学院 大谷真樹 国際教育局長は「人手不足が深刻な日本での就労を視野に、 国内での雇用機会が少ないフィリピンの若者に、 日本語と日本文化の学習を重視した教育を展開します。日本への奨学金制度も設け、教育を軸に、両国の課題解決を目指す取り組み」と説明する。
年間の授業料は、Grade 7 - 9,480 peso(¥20,860)、Grade 8 - 9,750 peso(¥21,450)、Grade 9 - 10,250 peso(¥22,550)、Grade 10 - 10,750 peso(¥23,650)、Grade 11- 17,500 peso(¥38,500)、Grade 12- 17,500 peso(¥38,500)で、制服と教科書代以外の全てが含まれる。(日本円換算)
日本語の授業は、日本の中学3年生にあたるGrade9から始まり、週3時間4年間学習する他、課外活動として日本製マイコンを使ったプログラミングクラスや、柔道・書道などの体験教室も開く。
日本人教諭1名、日本人アシスタント1名、フィリピン人日本語教諭1名が、日本語と日本文化の学習を担当する。
今年度は介護人材4人、IT人材10人(最大20名)の予定で、日本での就労を望む生徒を支援する。日本への留学、就労につながる機会が着実に増えそうだ。
サンマニュエル市は、拡張整備が急ピッチで進むクラーク空港(ジェットスターが、関西―クラークを結ぶ初の直行便を週3便*運航)から、1時間の距離。クラークは特別経済区でクラークグローバルシティ計画も進んおり、また200万人の大都市、ニュークラークシティ構想も着工している。
*2018年夏ダイヤ(3月27日~10月27日の期間)の便数
【編集 : Roselyn Bacaycay】
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