ベトナムのバーでボッタクリに遭ってしまった一部始終
Global News Asia / 2018年9月9日 21時15分
2018年9月9日、ベトナムは社会主義国家ではあるものの、滞在中はそうとは感じないほどに経済的な発展を続けている。外資系の企業や飲食店も多くあり、大都市はどこも活気がある。夜になればバーもあり、女性が接客する男性向けの飲食店も多い。
ベトナム南部にある、ベトナム随一の商業都市ホーチミンは、観光スポットとしても魅力がある。外国人が多い1区と呼ばれる地域にはブイビエン通りという安宿街があり、外国人観光客を待ち構える飲食店ばかりで、目でも楽しめるほど賑やかだ。
通り中ほどに女性が接客するプールバー(ビリヤード台が置かれたバー)があった。メニューを見ると屋台などと比較すれば料金は高いが、それでも南部産のビール「ビア・サイゴン」であれば100円程度と安い。外国人も多く、問題はなさそうであったが、記者は結局ボッタクリに遭ってしまった。
ここで肝心なのは、ボッタクリが店の仕業ではなく、どうやら女性が勝手に値段を釣り上げたのだと見られる点だ。ベトナムのナイトエンターテインメントに詳しい人物に話を聞くと、一部のバーで働く女性は正式には店で雇われているわけではなく、一切の給与は支払われていないという。こういった女性らは売春や客のチップで生計を立てている。ベトナムは性風俗の経営には厳しい取り締まりを行うため、その対策など様々な事情からこういった雇用形態も存在するそうだ。
確かにビールを飲んでいる間、しきりにその女性から300万ドン(約14000円)という金額で売春を持ちかけられたが、すべて断った。おそらく、その腹いせに、頼んでもいないドリンクが大量に上乗せしたと見られる。150万ドン(約7000円)の請求書が回ってきたのだ。
実際には3000円分も飲んでいない。抗議したもののすべてを証明できないため、結局5000円くらいは払わされた。ただ1杯が安いので、ボッタクリもたかが知れているのがベトナムである。また、大半がちゃんとした店なので、単に運が悪かったと思って記者は諦めている。
【編集 : 高田胤臣】
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