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【ミャンマー】ロイター記者釈放求めデモ 「表現の自由は悪化」 ヤンゴンで人権活動家や記者ら 

Global News Asia / 2018年9月2日 9時15分

ロイター通信の記者の釈放を求めてデモ行進するミャンマーの若者ら(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2018年9月1日、ラカイン州情勢を取材中に昨年12月に逮捕されたロイター通信の記者2人の判決を9月3日に控え、人権活動家や報道関係者らがヤンゴンで、2人の釈放を訴えるデモ行進を行った。デモには、若者を中心に約40人が参加し、ヤンゴン北部から若者街のレーダンやヤンゴン大学前などを通過。「ジャーナリストを釈放しろ」などとシュプレヒコールを上げて、2記者の釈放を訴えた。
 
 この事件は、ロイター通信のワロン記者とチョーソーウー記者が、国家機密法違反で逮捕・起訴されたもの。2記者は、警察官と食事をした際に機密書類を渡され、その直後に逮捕された。しかし、予備審問の中で事件に関与した警察官が「逮捕は仕組まれたものだった」と証言しており、ラカイン州情勢の取材妨害の目的とした当局の恣意的な逮捕ではないかとの声が上がっている。8月27日に判決が言い渡される予定だったが、裁判官の入院を理由に9月3日に延期されている。

 デモ行進に参加した人権活動家の女性は「2人の記者の釈放を求めるためにデモをした。私たちには、知る権利がある」と話す。また、参加した報道関係者は「ミャンマーの表現の自由は、新政権になって悪化している」と批判の声を上げていた。
【取材/執筆 : 北角裕樹】

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