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「第9回留学生インターンシップ」修了報告会ー公財・日本賃貸住宅管理協会

Global News Asia / 2018年10月1日 9時15分

ベトナムなど非漢字圏の留学生が増えた

 2018年9月20日、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会「JAPAN PROPERTY MANAGEMENT ASSOCIATION(JPM)」(東京)で、第9回JPM留学生インターンシップの修了報告会が行われた。

 このインターンシップの期間は2週間で、事業の説明を受けるだけではなく、実際の業務を体験する機会を提供しているのが特徴。また、社長(経営者)へのインタビューを留学生が行なうことで、経営者の考え方に触れる機会もある。

 以前は、漢字圏(中国、台湾、韓国)の学生が中心だったが、今年は、ベトナム11人、ネパール2人、中国8人、韓国2人、内モンゴル1人で、非漢字圏の学生の割合が50%を超えた。

 そのため、電話の対応、細かい業務の説明の理解など日本語で苦戦する学生も多かったが、今回参加している留学生の大多数は就職年度ではない専門学校の1年、大学の2年3年生。彼らが、今の時点では、日本で働くことは簡単ではないと肌で感じることは有意義だと思われる。

 日本賃貸住宅管理協会会員社のインターンシップ経験者は160人を超えた。この体験により不動産会社に就職する学生も増えている。東京、埼玉、京都、大阪でも受け入れ企業の担当者に、元留学生インターンシップ体験者が就く企業も出てきている。

 最後に、日菅協の担当者から、今までのインターンシップ経験者が、不動産会社で働く外国人社員をつなぐ組織を作る準備を進めているということも発表された。
来年は10年目を迎えるこのインターンシップ。現場と留学生を結びつけるこの活動はまだまだ、規模は大きいとは言えないが、着実に次の段階に入っている。
【グローバルコミュニティー編集長 : 宮崎計実】

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