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【ミャンマー】外国語学習カフェまで誕生、出店ブームが到来したヤンゴンのカフェ業界

Global News Asia / 2018年10月6日 9時15分

店内の教材を紹介するオーナーのニンイーラインさん(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2018年10月6日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、ユニークなコンセプトのカフェが賑わいを見せている。外国語学習がテーマの「ヤンゴンランゲージカフェ」だ。ミャンマーでは珍しいスタイルのカフェだが、2016年の政権交代以降に外資系のカフェチェーンや個人経営の欧米風のカフェの出店が相次いだ。利用者の増加を受けて、カフェ業界の多様化が進んでいる。

 ミャンマーでは、小さな椅子で甘い紅茶を楽しむ喫茶店が主流だった。しかし、ここ2年ほど外資の参入が続き、豪系の「グロリアジーンズ」、米系の「ハードロックカフェ」、また昨月オープンした米系の「クリスピー・クリーム・ドーナツ」などの出店が進む。個人経営の店舗でも、欧米風の内装やメニューのカフェが次々とオープンしている。

 「ヤンゴンランゲージカフェ」ではコーヒーと軽食を楽しみながら、教材やゲームを利用して外国語の学習をする事ができる。一階にオーナー自らがデザインしたテーブルが並び、二階はクッションソファーが並ぶリラックスできる空間だ。店内には外国語学習の書籍が並んでおり、自由に利用できる。また外国映画の上映会や音楽イベントを通した交流も行っている。

 オーナーのニンイーラインさんは高校卒業後、建築学を学ぶためにイギリスのニューキャッスル大学に留学した。その際、英国には外国語学習教材が豊富にあり、独習者に対しての環境が整っていることに感銘を受けた。一方、ミャンマーで日本語を学習している時期には、学校はたくさんあるものの、教材の不足に困ったという。その経験から、ヤンゴンの外国語学習者のための場として、「ヤンゴンランゲージカフェ」を立ち上げたという。
【取材/執筆 : 鈴木蒼】

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