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【ミャンマー】日本の若手コメディアン、地元テレビでいきなりレギュラー番組

Global News Asia / 2018年12月22日 9時15分

ヤンゴン日本人会の忘年会でコントを披露するタイガース(撮影:北角裕樹)

 2018年12月23日、ミャンマーの地元テレビで、吉本興業のコメディアン5人が出演する「ハッピージャパン」の放送が始まる。日本勢が運営に参画する地元テレビ局MNTVで、日本の地方テレビ局の番組を放送するもので、日本の芸能人が出演することでシナジー効果を狙う。出演するお笑いトリオ「タイガース」ら5人のコメディアンは、「住みますアジア芸人」として、10月下旬からヤンゴンで活動を開始。わずか2か月でレギュラー番組を持つ快挙となった。

 番組は約45分間で週1回約3か月にわたり放送。CBCテレビの「我が家の解体ショー」や、名古屋テレビ放送の「ウドちゃんの旅してゴメン」など、バラエティや旅番組を放送。タイガースや緑川まりさんら5人のコメディアンは、スタジオでかるたやじゃんけんなど日本やミャンマーの遊びをコミカルに紹介する。放送する地元テレビ局のMNTVは、日本のクールジャパン機構やNHKグループなどが出資する合弁企業「ドリームビジョン」が事実上運営している。
 
 この番組を通じてミャンマーでの知名度アップを狙うコメディアン側だが、成功までには数多くのハードルが待ち受けているようだ。ミャンマーでは韓流ドラマが人気があるうえ、芸能人のギャラの水準は低く、比較は難しいものの「日本とは桁がふたつ少ない」とも言われる。吉本関係者は「レギュラー番組を持ったからと言っても、ビジネス的には成立しない。もっと知名度を上げてギャラが上がらないと」と話す。

 コメディアンらは、すでに挫折も味わっている。12月9日に開催されたヤンゴン日本人会忘年会のかくし芸大会に出場したものの、日本人社会に広い人脈を持つ大手商社関係者のダンスなどに押され、参加者約300人の投票で5チーム中3位と惨敗した。結果を聞いたタイガースらは「プロとしてはちょっと」と肩を落としていた。

【取材/執筆 : 北角裕樹】

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