【タイ】人気旅番組の主題歌が決まった日本のバンド「バス★ロビ」がタイの祭り会場でコンサート

　演奏を聞いていた観客の一人は「日本から来たバンドがいきなりタイ語で歌うんだもん。嬉しいじゃない！ でも、初めは日本語だと思ってたんだけど、よーく聞いたらタイ語だわって気が付いたくらいだけど。(笑)」と笑顔で答えた。

　また、出番を待ちながらステージを見ていたラムヨンさんは、バンドがステージから降りてくるなり、
「言葉の違いはあるけど、しっかりと観客を楽しませるパフォーパンスには感心したわ。今度、ぜひ一緒にレコーディングしましょう！」と声をかけていた。

　バス★ロビが楽曲を提供するTADAIMAは、これまで東京、新潟、京都、北海道や山形、宮城などを巡り、今年大人気となった日本を紹介する旅番組。来年2月からは、デジタル地上波3チャンネルで装いも新たに放送開始の予定。詳細は近日中に番組Facebookなどで発表される。制作会社を訪れた際には、タイ人人気司会者ドン氏と共に番組のFacebookを通して生配信に参加。新曲をアカペラで披露するなど、終始笑顔の絶えない収録だった。

　今回の滞在中、精力的に活動したバス★ロビは、バンコク都心トンローの居酒屋「行くぜ」やラチャダー地区では、音楽仲間が経営するOMGbarでも演奏を披露し、スタイルの幅広さを見せていた。また、演奏以外でも日本のアンテナショップ1887で行われた伝統工芸品の商談会の応援に駆けつけたり、中華街のアニメコスプレショップ「NAMBA JAPAN TOYS」ではオタクな一面も垣間見せていた。

　バンドの顔でもあるボーカルのRYO-KOは取材に対して「タイに初めて来た時から、できるだけ多くのタイ人の前で演奏したいと思って来たことが、今回実現できて嬉しい。前夜までは眠れないほど不安でしたが、今回のステージで少し吹っ切れました。まだまだタイ語も話せないので、現地の方々に助けていただいてすごく感謝していますし、迎えてくれたタイの皆さんも温かくて、ますますタイが好きになりました」と今後はよりタイでの活動を増やして行きたいと今回の滞在で決意も新たにしたようだ。
【取材/撮影 : そむちゃい吉田】