『日本は冤罪の多い』人権無視の司法制度後進国との指摘広がる
Global News Asia / 2018年12月31日 13時15分
2018年12月31日、海外メディアから『日本は冤罪の多い』人権無視の司法制度後進国との指摘がある。取り調べの可視化が遅れており、無理やり自白を強要されるとの声だ。今回このような批判が増えたのは、カルロス・ゴーン日産自動車前会長の逮捕だ。
日本の検察には、厚生労働省のキャリア官僚・村木厚子氏を誤認逮捕し164日間に渡り収監した汚点がある。清廉潔白で評価の高い村木厚子氏だったから、復職し厚生労働事務次官にまで上り詰めることが出来たが、多くの人は、大きな打撃を受けて、復活することが出来ず泣き寝入りするしかないのが実態だ。
カルロス・ゴーン氏は、日産自動車を救済し復活を指導した功労者。ゴーン氏の娘2人が米国紙ニューヨーク・タイムズに心境を吐露した。父は拘置所で過酷な扱いを受けて9kg以上痩せたとして「胸が痛い」と言及。長女は「父はテロリストではない」と処遇改善を訴えている。これは世界各国に転電された。
世界から注目を集めている事件ですら、取り調べの可視化は進んでいない。日本には誤った報道姿勢があり、逮捕時の映像などをセンセーショナルに伝える習慣がある。逮捕した事は事実なので誤報ではないが、容疑をかけられただけで罪人との印象が広がってしまう事だ。村木厚子氏のように復活できる人はレアケースで、ほとんどは自白を強要され、無実の罪で罪人にでっち上げられてしまう「人権無視の司法制度後進国」と海外メディアから指摘されている日本の恥部だ。
【編集 : WY】
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