【ミャンマー】てっちゃん垂涎の鉄道映画が登場 日本映画祭、ヤンゴン環状線の改修支援描く
Global News Asia / 2019年1月16日 9時15分
2019年1月15日、ミャンマーのヤンゴンとマンダレーで1月下旬から2月にかけて開催される2019年の日本映画祭(国際交流基金・在ミャンマー日本大使館共催)の記者会見が、ヤンゴンで開催された。2016年以降の新作13本の日本映画を上映する。ヤンゴンを舞台に日本人監督が撮影した映画が2本あり、そのうちのひとつはヤンゴン環状線を舞台にした「碧朱」(松永大司監督)だ。
碧朱はオムニバス映画「アジア三面鏡2018:ジャーニー」の一環として撮影。老朽化が進むヤンゴン環状線の改修に関わる日本の商社マンが主人公の短編だ。ミャンマーの少女と出会い、発展に向かうミャンマーの現状に疑問を投げかける内容だ。中古の日本列車が走る様子やヤンゴン中央駅、構内に市場がある鉄道駅などヤンゴン環状線の姿を描き出している。作品に登場するヤンゴン中央駅は再開発の方針が発表されているし、駅にある市場も日本の支援による環状線の高速化で、線路に露店を広げる行商人の風景が消えつつある。そうした消滅していく都市の姿を映し出した鉄道ファン垂涎の1本だ。
このほか、同映画祭では、同じくミャンマーを舞台にした「僕の帰る場所」(藤元明緒監督)が上映されるほか、アジアでも人気がある「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)、アニメーションの「未来のミライ」(細田守監督)など13本が上映される。ヤンゴンでは1月25日から2月3日まで、マンダレーでは2月8日から10日に開催する。
ミャンマーでは、ハリウッド映画や韓流ドラマが人気となっているほか、中国映画を特集したイベントも開催されるなど、経済発展とともに各国の映画コンテンツの陣取り合戦が激化している。日本勢もミャンマーとの共同制作映画を撮影する映画製作者が現れており、各国の映画祭で高い評価を受けるケースも出ている。
【取材/執筆 : 北角裕樹】
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