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【ロヒンギャ難民】学習支援センター開始・児童婚や人身売買、虐待「女の子の置かれた状況を憂慮」

Global News Asia / 2019年1月28日 15時30分

学習支援センターに通う子どもたち。 (C) UNICEF_Bangladesh

 2019年1月28日、公益財団法人日本ユニセフ協会は、 バングラデシュ南東部に暮らすロヒンギャ難民の子どもたち14万5千人以上が、ユニセフ(国連児童基金)が支援する学習センターに通い始めたことを伝えた。

 最終的には5,000人の先生とロヒンギャのボランティアによって運営される2,500カ所の学習センターのネットワークに拡げ、今年中に26万人の子どもたちが通えるようにすることが目標だ。

 ユニセフ・バングラデシュ事務所代表エドゥアルド・ベイグベデル氏は「子どもたちに対する教育の質を高めることに重点を置きながら、より多くの子どもたちに教育の機会を提供できるよう規模を拡げていきます」と話す。

 ユニセフ・コックスバザール現地事務所の教育担当官イファット・ファルハナ氏は「多くの子どもたちが銃弾や激しい暴力を受け、心身ともに傷を負っていることも、彼らの移動を制限しサービスを受けにくくしています。多くの子どもたちに、学習能力、身体能力、視覚能力、言語能力に障がいがあります」と述べた。

 現在、難民キャンプでは、、15歳から18歳の若者のほとんどは修学機会が無い状況で成長してしまった。この若者たちは極めて弱い立場にあり、児童婚、児童労働、人身売買、虐待そして搾取の対象にされやすい。特に女の子の置かれた状況は憂慮すべきものだという。

 難民キャンプに暮らす18歳未満の子どもの数は約50万人、そのうち3~14歳は約30万人と推定。2017年末にミャンマーでの暴力から逃れてきたロヒンギャの人々の数は約70万人で、現在難民キャンプに暮らす人の数は100万人近く。
【編集 : WY】

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