日本人映画監督が結んだ日タイの縁で、銚子電鉄話題の『まずい棒』初の海外進出
Global News Asia / 2019年2月12日 9時15分
2019年2月11日、千葉県の銚子電鉄が販売して人気話題の『まずい棒』が、初の海外進出としてタイのバンコクで発売を開始した。そこには、ある一人の映画監督が結んだ縁があった。
銚子電鉄が経営不振の打開策として現在発売をしている『まずい棒』。お菓子なのに`まずい`というネーミングが話題となり、濡れせんべいに続いて同社の経営を大きく助けている。その『まずい棒』が初の海外に進出した背景には、一人の日本人映画監督とバンコクの日系企業との連携があった。
昨年10月にタイの人気旅番組「TADAIMA」のロケ撮影が、千葉県銚子市と鴨川市などで行われた。そのロケ誘致のきっかけとなったのは、映画監督田中壱征氏。田中監督は、2018年3月に米国ハリウッドで開催された第90回オスカーアカデミー賞 ビューイングに日本人監督として公式参加。10月には、フランス政府認定フランス社会功労奨励章文化芸術部門『オフィシエ勲章』を受章。11月には、アジア18カ国が集う「アジアゴールデンアワードスターアワード」で、アチーブメントトップ大賞を受賞している。
田中壱征監督が現在製作進行中の新作映画は、国際映画祭への出品に向けて銚子電鉄外川駅の他、タイでも撮影を予定していることから、田中監督が、タイのテレビ番組「TADAIMA」に対して、千葉県銚子でのTV番組撮影をオファー。TVロケ当日の撮影中に、田中監督とバンコク日系企業で番組の共同制作をするTs Planning社代表 佐々木傑人氏がタイでの販売を提案したところ、銚子電鉄竹本勝紀社長が即決したもの。
竹本社長はロケ撮影の後、次のように語った。「タイのTV番組とこの『まずい棒』、そして田中壱征監督の新作映画による画期的展開により、タイからの観光客がこれから、銚子市そして千葉県にますます増えてくれることをとても楽しみにしています」
前述の佐々木社長によると『まずい棒』はまず、バンコクの日本アンテナショップ1887で販売され順次取扱店を広げて行きたい考えだという。『まずい棒』の更なる国際展開も大いに期待される。
田中壱征監督の新作映画は、この銚子市を始め、勝浦市・鴨川市・千葉市・富津市・君津市・木更津市・袖ケ浦市・オルカ鴨川FC (日本女子サッカーリーグ)と、「千葉県全体の魅力」がふんだんに盛り込まれている。また、監督自身が在住経験のある国際都市ニューヨーク・タイ バンコクでの撮影も予定されており、2019年秋に東京・ニューヨーク・タイで完成披露試写会も予定されている。
タイのテレビ番組「TADAIMA」は、今年2月8日から新シーズンとしてチャンネルONEでタイで全土へ向けて放送が開始され、田中監督や竹本社長ら出演のシーンは既に全国放映され、2月15日には田中監督が出演交渉をした森田健作千葉県知事からも、タイ全土へ向けたメッセージが放映される。番組は毎週金曜日タイ時間13:30から放送され、番組Facebookなどからインターネットでもアーカイブ配信されている。
【編集 : TS】
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