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投資家はインド総選挙の行方に注目ーHSBC投信レポート

Global News Asia / 2019年4月5日 9時15分

 それ以前の世論調査は、与党BJPが総選挙で最大議席を獲得するものの過半数には達しない可能性を示唆していたが、ここ数週間の世論調査ではBJPの支持率が上昇傾向にある。過去5年を振り返ると、BJPの支持率は一進一退を繰り返したが、モディ首相の支持基盤は概ね安定的に推移してきた。一方、野党勢力が一時期待された統一戦線を実現できないまま総選挙を迎えることで、BJPは再び優勢に立っている。

 最新の世論調査によると、BJPは2014年総選挙で獲得した議席をある程度失う見通しである(その理由は、本レポートの1ページ目で触れたモディ政権が国民の高い期待に十分に応えてこなかったことにあるとみられている)。しかし、過去において他政党との合従連衡によって勢力を拡大してきたBJPは、今回の総選挙でも同じ戦略を踏襲するはずだ。とりわけどの主要国政政党と連携するかを明確にしていない南部と東部の地域政党の取り込みを図る可能性が高そうだ。

 盤石ではない連立政権が生まれる可能性は投資家のセンチメントに影響を及ぼし、インドの株価は2018年末から低迷した。ただし最近の株価はBJPが政権を維持するとの期待が高まったことで上昇に転じている。

 しかしながら、インド型政治システムの特異性と世論調査の予測精度の低さを考慮に入れると、選挙結果を現時点で正確に見通すことは非常に困難と言わざるを得ない。
【編集 : HK】


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