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「みんなの頑張りをみて自分もあきらめずに泳ぎきることができた」 ラオスの障害者スイマーが輝いた1日

Global News Asia / 2019年4月30日 9時15分

 視覚障害者のMr.Phaは、ターさんから大会はどうだったかと聞かれてこう答えました。「最初は緊張しました。地元のシェンクワンにはプールがないので、ワークショップに参加するまでプールで泳いだことがなかったんです。でも大会では応援が聞こえてがんばろうという気になれました。これからも応援をよろしくお願いします。」 ラオスの障害者へのメッセージを求められると「互いにできることをサポートしあいましょう」と語ってくれました。

 両肩から下のないMr.Keokhouhuen XAYSOMPHONEは、小さい時は自然の川で友達と遊び、飛び込んで沈んだ時はお兄さんが助けてくれたそうです。地元にはプールがないため、普段は陸上で走り込み等のトレーニングをしているとのこと。ターさんからの「腕なしでどうしてあんなに早く泳げるのか」との質問に、腰も健常者とは違うので、足だけで泳いでおり、コーチが指導してくれていると答えました。「今日、初めて応援をもらいながら泳ぎました。最後の3つ目の種目の時は疲れ切っていて棄権も考えたのですが、他の選手が頑張る姿を見て力をもらい、最後まで頑張りぬくことができました。」

 ターさんはこの大会を見た感想として、「どんなに疲れていても最後までがんばったみなさんは素晴らしい。夢に向かって進み、これからも成長してほしい」と語りました。

 大会後にメダルを胸にした選手たちの輝く笑顔が印象的なイベントでした。教育・スポーツ省障害者スポーツ局も熱心にADDPとともに障害者スポーツの普及に取り組んでいます。JICAはこれからも彼らの活動をサポートしていきます。
【JICAラオス事務所 : 戸倉 裕子】


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