(続)◎海外からも注目される、縄文時代エンタメ漫画の描き手女性漫画家・竹姫さん
Global News Asia / 2019年5月13日 14時30分
答え やはり衣装が難しかったですね。土偶などの着用している衣類や模様から想像して絵に落とし込んでいく方法もとりました。渡来人の衣装については同時代のその国のものを参考にすればよかったのですが、時代が下った後、即ち、第二部にでてくる集落の人々の着衣には悩みました。どの程度大陸由来のイメージなどを残し反映させるかという問題です。また、雪のシーンがありますが、九州であり基本裸足の筈だが雪道では獣皮を巻いただろうとあれこれ考えながら絵にしました。漫画的に華やかさや見栄えという点で奇異なアレンジをするよりも、できるだけ「あったかもしれない」方向に寄せたいと思いました。髪型は三つ編みを多用しています。埴輪の表現に残る「みづら」などは編むより束ねるというものが多いのですが、動き回る縄文の性質上キッチリ編んで固定して、そうそうは洗わないようなイメージで描きました。
問い 今回出版された「歴史まんが・新日本縄文書紀」の中で竹姫さんが読者に最も伝えたかったメッセージは何でしょうか。
答え やはり、命は連綿と続いているということ。誰かの先祖が生きて死んでまた次の世代につながってそうして今がある。それを感謝しようとかありがたがろうとか言うのではなく、そうした事実を考えたときほんの少しでも遠い昔の歴史を近いものとして捉え、親しみを持ち。ご自身の人生を楽しんで頂ければいいなと思います。
問い 最後の質問になります。今回、高い評価を受けた古代史漫画を今後も出していかれるおつもりでしょうか。
答え 今回このような機会に恵まれたことを心から感謝し、楽しんで描かせていただきました。一存ではどうにもならないことですので(笑)是非そういった場をまた頂けるのであれば。何卒よろしくおねがいいたします。
【インタビュア : ライター井上雄介】
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「ずっとルシウスと過ごしてきた」ヤマザキマリが11年ぶりに『続テルマエ・ロマエ』を描いた理由
CREA WEB / 2024年5月9日 7時0分
-
ヤマザキマリと楽しむ「テルマエ展」 2000年の時を経て…日本人と 古代ローマ人の驚くべき共通点
CREA WEB / 2024年5月9日 7時0分
-
誕生100周年のいま、ブーム再燃 「木彫り熊」と“格闘”することになった学芸員の“探求心”
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年4月25日 11時30分
-
縁結びの聖地で「紫式部」と「ベルばら」が良縁成就
PR TIMES / 2024年4月24日 12時15分
-
「世界遺産下鴨神社」×「ベルサイユのばら」×「NIPPON」
PR TIMES / 2024年4月22日 12時45分
ランキング
-
1インドネシア 小型機が市街地に墜落 搭乗の3人死亡
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月20日 1時13分
-
2アングル:「働いた証ない」、労働者の権利求めるメキシコのセックスワーカー
ロイター / 2024年5月20日 8時52分
-
3イラン大統領、事故で死亡=不時着ヘリ発見
時事通信 / 2024年5月20日 13時39分
-
4日本政府の態度「反文明的」 徴用工巡り、韓国前大統領
共同通信 / 2024年5月19日 18時56分
-
5イラン大統領ら乗ったヘリが山中に不時着、安否不明…悪天候と濃霧で救助隊が現場到着できず
読売新聞 / 2024年5月20日 0時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください