【危機にあるミャンマー】ロイター記者は解放されても「続く言論統制」 スーチー氏の民主化は幻なのか!?
Global News Asia / 2019年5月20日 9時15分
2019年5月7日、国家機密法違反罪で禁錮7年の実刑判決が最高裁で事実上確定していたロイター通信の2記者について、ミャンマー政府は恩赦を適用して釈放した。ビルマ歴の新年を祝う恩赦で2万3千人あまりが釈放された一環だ。その一方で、マスコミや芸術家に対する言論統制は続いており、アウンサンスーチー国家顧問らが進めるミャンマーの民主化に疑問符がともっている。
ロイター通信のワロン、チョーソーウー両記者は2017年12月、ラカイン州のイスラム系住民ロヒンギャの虐殺問題を取材中、初対面の警察官と食事をした際に機密書類を渡され、その直後に職務質問を受けて逮捕された。その後国家機密を不正に所持していた国家機密法違反罪で有罪となった。一審の審理で事件に関与した警察官が「事件は仕組まれたものだった」と証言したことから、当局によるでっち上げ疑惑が浮上。欧米諸国や人権団体から釈放を求める声があがっていた中で最高裁は今年4月、一審・二審の判決を支持する決定を下していた。
ロイターの記者は恩赦で解放されたものの、ミャンマーではジャーナリストや芸術家が逮捕される例が後を絶たない。4月には著名映画監督のミンティンココジー氏がフェイスブックで国軍批判を展開したとして逮捕。ラカイン州情勢を報じていたニュースサイト「イラワジ」の編集者も逮捕されている。
【取材/執筆 : 北角裕樹】
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