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間もなく発表されるインドの新予算案の注目点は景気対策ーHSBC投信

Global News Asia / 2019年7月4日 9時15分

 景気と民間投資の回復が急務であることは言うまでもないが、政府が取り組むべき課題はほかにもあり、戦略的ダイベストメント(投資撤退)、インフラ投資の拡大、電力供給会社の経営基盤の強化などが含まれる。

 総選挙で勝利を収めたモディ首相は第2期内閣を発足させたが、閣僚の顔ぶれは1期目から続く課題と選挙公約の実現への取り組みを優先するものとなった。初入閣やポストの入れ替えは少数にとどまり、大きなサプライズ人事もなかった。基本的にはベテランと若手のバランスが取れた内閣と言えるだろう。

 鉄道、陸運、電力、エネルギーなどインフラ関連の主要閣僚が再任されたことは第1期モディ内閣が5年にわたって推進してきた政策が引き継がれるという意味で前向きに評価されている。

 シタラマン氏は第1期モディ政権で国防大臣を務めていたことから、財務大臣としての手腕を疑問視する声も一部にある。しかし、シタラマン氏は首相府から強い信認と支持を受けており、インド経済が必要とする政策について関係省庁間の調整と速やかな実施を期待できるだろう。

 外務大臣には元外務次官のスブラマニアム・ジャイシャンカル氏が任命された。これはモディ首相が世界の地政学状況が大きく変動する中で外交をさらに重視する姿勢を示したものと見られる。
【編集 : KM】


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