器の小さな文大統領、言論統制に必死
Global News Asia / 2019年9月2日 9時15分
2019年9月2日、韓国の最大手の新聞社・朝鮮日報の日本語サイトで、社説の日本語翻訳が停止して、一カ月が経つ。そもそも、7月20日から社説やコラムの連載は中止されている。これは、「日本の嫌韓感情を煽っている」と大統領府の名指し批判を受けた直後からだ。
文在寅政権の支持者も呼応して、保守の立場から厳しく現政権を批判する同紙のスタンスの廃刊が求める運動にまで発展しているからである。同紙は、反日色を強める韓国政府や市民活動に警鐘を鳴らし続け、両国間の冷静なる対応を呼びかけている良識ある新聞だ。
そもそもは、7月15日に、公営放送のMBCでの告発が始まりだった。同じコラムなのに、タイトルが違うと言う。文政権発足以来「反日が原理主義の宗教のように暴走している」などと韓国ではタイトルづけられていたものが、日本語版サイトでは「反日で韓国を駄目にして、日本を助ける「売国」文在寅政権」になっていた。新聞のタイトルというものは、印刷される時間が遅くなるごとに変更されていくし、ましてや翻訳すれば違うものになるのはマスコミ関係者ならば周知のことだ。今回のタイトルの些誤の意図はわからないが、日本向けと考えれば特に問題すべきものではない。
翻訳が停止しても、連載が中止されても、興味のある人は、韓国語からもしくは本誌を取り寄せても読む。言論統制の矢面に立たされている朝鮮日報だが、政府に忖度せず、自由に両国間のことを書くべきだ。それが、今、文大統領にはいまいましく感じられているとしたら、国家のトップとしての器が小さすぎる。
【編集 : LK】
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