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チョ・グク法務大臣就任で闇深い権力闘争ー異常だらけの韓国大統領府

Global News Asia / 2019年9月11日 7時15分

韓国のイメージチョグク

 2019年9月10日、注目される韓国閣僚人事。日本の常識では計ることのできない韓国式の権力闘争の中で、疑惑の人物が法務大臣に決まった。検察は組織上は、法務大臣の指揮下に入る。これまでの検察の調査や取り調べは、世間を欺くためのポーズだったのか1カ月以内に明らかになるだろう。

 9日午後2時(韓国時間)に、チョ・グク氏の法務大臣任命状授与式が、生放送で韓国全土に放送された。法務大臣の任命授与式が生中継されるのは今回が初めてのことだ。また、基本配偶者と共に任命式に出て、配偶者には花束が贈られるのが韓国の慣例とされている。しかし、チョ氏の妻はご存知の通り今私文書偽造容疑で検察の捜査を受けているの出られない。この生放送は、チョ氏のみだけを全土に知らしめる苦肉の策だったと考えられる。なぜならば、検察の捜査を受けている者を青瓦台に呼ぶと更なる議論を呼びかねないからだ。

 この華やかなセレモニーの裏で、任命権者である文在寅大統領は「任命」か「撤回メッセージ」かの中でかなり揺れ、どちらも用意していたとみられる。

 6日午後にタイ・ミャンマー・ラオスの三カ国歴訪を終えて帰国した文大統領。危機管理センターで台風13号に対する状況点検会議を主宰した。その後21時からチョ氏の去就について会議を開いた。7日午前0時ごろ、チョ氏自身の国会人事聴聞会が終わった直後、検察がチョ氏の妻であるチョン・ギョンシム教授を電撃起訴した事実が告げられ、会議は午前1時まで続いた。文大統領は、ただただ聞き手に回っていたと言う。

 一部側近から任命に否定的な意見も伝えられ、文大統領のチョ氏任命の硬い意思もかなり揺れたと思われる。8日には、党だけでなく、青瓦台内からも反対意見があった。しかし、党の分裂が外に漏れてはいけないという論理が、結局作用した。

 法務大臣という法律のトップが、近日中に犯罪者になる可能性は低くはない。しかし、そのリスクを持っても任命したかった文大統領の意地を、理解しろというほうが難しいのかもしれない。文大統領の後継者としてチョ・グク氏が途中でコケた場合。文大統領は、これまでの多くの大統領と同様に、収監や自殺の道しかない。異常に力を持たせてしまった検察から捜査する警察部分を分離させるのがチョ・グク氏の役割だと言われている。文大統領は就任以来、成功実績の無い思い付きスピーチ大統領と批判する韓国国民も増えている。
【編集 : RO】

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