ミャンマー映画祭に社会派作品続々 在野精神を発揮 インディーズ制作者ら
Global News Asia / 2019年9月29日 11時0分
2019年9月9日、ミャンマーの代表的な映画コンペである「ワッタン映画祭」が閉幕し、アヘン農家の現実を描いた「オピウムファーマー」(スースーライン監督)に最優秀ドキュメンタリー賞を授与するなど、各賞に社会派の映画を選んだ。同映画祭は独立系の制作者が多く参加するもので、ミャンマーのクリエイターの在野精神が改めて発揮された形だ。
このほか、最優秀ショートフィルムには、貧弱な医療環境が巻き起こす様々なトラブルを浮き彫りにした「シック」(ゾーボボヘイン監督)が選ばれた。また、ニュービジョン賞に選ばれた「ビトイーン」(タンルインウー監督)は、ゴミだらけのヤンゴンの裏道の男女模様を描いている。
ミャンマーの独立系の若手映画人は、ヤンゴン映画学校などでドキュメンタリー映画の教育を受けたケースが多く、社会問題に切り込む姿勢が強い。ワッタン映画祭もこの系譜を継いでおり、社会派の作品が多く受賞している。
ミャンマーでは言論規制が緩和されたことを受けて、市民団体が映像制作のワークショップを開催するなど、社会問題に切り込む手段として映画を活用する動きが進んでいる。10月には新しい社会派映画祭「ワンステップ・フィルム・フォーラム」が新たに立ち上がる予定だ。
【取材・執筆 : 北角裕樹】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
レンタルDVD全盛時代のカナダ発青春コメディ『I Like Movies』12月27日公開
cinemacafe.net / 2024年9月21日 17時0分
-
史上最高のカナダ・コメディーの一本に選出! 『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』公開決定
クランクイン! / 2024年9月19日 12時0分
-
浅野忠信主演、塚本晋也監督作品「ヴィタール」20周年記念上映開催!
映画.com / 2024年9月14日 20時0分
-
末期がんの父 家での看取りを決めた母 息子はカメラで家族を撮り始めた 最期の40日間を記録した映画「あなたのおみとり」
まいどなニュース / 2024年9月9日 11時0分
-
講談社シネマクリエイターズラボ 第1期受賞・制作作品が米アカデミー賞公認映画祭はじめ、国内外の映画祭に入選!
PR TIMES / 2024年9月2日 15時45分
ランキング
-
1機内食からネズミ、スカンジナビア航空機が緊急着陸
AFPBB News / 2024年9月21日 12時0分
-
2「レバノン国家内の国家」ヒズボラ ハマス超え軍事力、衝突拡大ならイスラエルも甚大被害
産経ニュース / 2024年9月21日 17時57分
-
3レバノンのポケベル&トランシーバー連続爆発事件 イスラエル情報機関、火薬埋め込みか
産経ニュース / 2024年9月21日 17時4分
-
4中国メディア、深圳男児殺害犯は「反社会分子」で「愛国」とは無関係強調 政府批判警戒か
産経ニュース / 2024年9月21日 17時47分
-
5ウクライナ、ロシアの弾薬庫攻撃 火災発生、一つは「兵たんの鍵」
共同通信 / 2024年9月22日 9時7分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください