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日本の医療福祉職らが、高齢者介護の研修会で講師ーマレーシア・サラワク州

Global News Asia / 2019年11月14日 9時15分

マレーシア・サラワク州で、セラピスト、ボランティアを対象とした高齢者介護とリハビリテーションに関する研修会(BENGKEL REHABILITASI WARGA EMAS)

 2019年9月19〜22日の4日間、マレーシア・サラワク州で、セラピスト、ボランティアを対象とした高齢者介護とリハビリテーションに関する研修会(BENGKEL REHABILITASI WARGA EMAS)が開催され、50名を超える参加者が受講した(主催:サラワク州社会福祉局クチン支部・Kuching social welfare office)。

 高齢者リハビリや高齢者看護に加えて、栄養や介助技術など多岐に渡った。座学だけでなく、入所施設や高齢者宅へ実際に訪問してのワークショップが行われたことも特徴的な試みとなっている。サラワク州ではこのような高齢者介護のための研修が開催されることはほとんどなく、受講者からは喜びの声が聞かれた。

 講師は、NPO法人Rehab-Care for ASIA(略称: ReCA、代表: 國谷昇平氏)の作業療法士や看護師など、5名の医療福祉専門職だ。

 ReCAとサラワク州は昨年より交流を重ね、将来的に進む高齢化社会に向けて協働を図ってきた。そして今回の研修会が実現した。

 ReCAマレーシア事業リーダーの徳田千帆さんは「マレーシアの高齢化が進むのはまだまだこれからですが、社会課題は少しずつ顕在化してきています。サラワク州クチン支部はいち早くその状況に気付き、サラワク市民からはすでに支援を行うボランティアもいます。その素晴らしい思いや行動を、先に高齢化した日本の私たちだからこそ、支援出来ることがあります」と話す。

 今後、クチン支部とReCAはより強固な関係で高齢化社会に向けた仕組み作りを図る考えだ。急速に高齢化が進むアジアで、このような日本からの働きかけは益々需要が高まるだろう。
【編集 : UH】

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