【ミャンマー】ラウェイの高橋真史、死闘の末ドロー 日本人アマ2人、伝統格闘技の壁崩せず
Global News Asia / 2019年12月27日 8時45分
2019年12月26日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで、カレンの新年を祝う祭りで伝統格闘技ラウェイの大会2日目が開かれ、日本の高橋真史選手が出場した。高橋選手は地元の新鋭ナインアウンシン選手と対戦し、最終第4ラウンドまで積極的に打ち合う激しい戦いの末決着がつかず、引き分けとなった。25日には西麟太郎選手がTKOで敗北しており、日本勢は勝利を手にすることができなかった。
試合は両者が第1ラウンドから積極的に打ち合う展開。高橋選手は、体を左右に揺らしてワンツーや蹴りで攻めたのに対し、ナインアウンシン選手は、左右のパンチや頭突きで直線的に迫るスタイルをとった。第3ラウンドに入ると、攻防は激しさを増し、高橋選手の飛び膝蹴りが決まったあとに両者がもつれて倒れる場面もあったが、ダウンにはいたらなかった。最終の第4ラウンドでは、高橋選手が左右のキックを連発するなど気力を振り絞って攻めたが、クリンチに入る形でタイムアップ。判定で勝敗がつかないラウェイ特有のルールによりドローとなった。
試合終了後、高橋選手は「膝蹴りで倒したかと思ったが、終わらなかった。最終ラウンドには、お互い力を出し切ろうという意識が対戦相手に通じたと思う。勝てなかったのは残念だが、試合に挑戦してよかった」と振り返った。
ラウェイはキックボクシングに似たミャンマーの伝統格闘技だが、バンテージを巻いただけの拳で殴り合うのが特徴。近年日本でも大会が開かれ、渡慶次幸平選手や金子大輝選手(現K-1選手)らプロのラウェイ選手も現れている。ただ、今回のカレン新年大会に出場した高橋、西両選手はヤンゴンのラウェイジムに所属するアマチュア選手で、ラウェイの試合に出場するのは初めてだ。それでもキックボクシングの経験がある高橋選手と、総合格闘家を父に持ち柔道の経験がある西選手は実力が認められ、地元プロの中堅以上と対戦。しかし、伝統格闘技のプロの壁は高く、打ち崩すことができなかった。
【取材/執筆 : 北角裕樹】
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