旧正月に、北朝鮮に思いをはせる文韓国大統領
Global News Asia / 2020年1月26日 9時0分
2020年1月23日、文在寅韓国大統領は、旧正月(今年は1月25日)名節映像メッセージで北への想いを吐露した。「名節になれば、故郷への想いをさらに深くする方々がおられる。特に北に、故郷を置いてこられた方々が、手遅れになる前に家族と会えるように努力する」。
つまり「失郷民」のことである。韓国の国民のすべてが、北朝鮮に親族がいるといえばいるだろうし、70年近い年月でその関係性すらわからなくなった現代を生きる国民も多い。この固執は一体なんだろう。手遅れと言う点では、すでに手遅れはたくさん出ている。
北朝鮮個別観光など南北交流事業を今後の政策の中心に置くというメッセージは、総選挙向けのイメージ作戦なのだろうか。
「今年は国民全員が「確実な変化」を体感しながら希望を育てることができるように一生懸命に取り組んでいきたい」。この発言にしてもあくまでもイメージであって、具体的ななにかがあるとは言えない。「大韓民国は小さいが強い国だ。どのような困難にも乗り越えてきたし、多くの分野で世界を先導するほどに発展した」として「急速な成長と躍動感、高い市民意識と韓流文化に世界は驚嘆している」。自画自賛だ。どのような困難にも、どのような卑怯な手段を使っても乗り越えさせてきたことをお忘れらしい。GSOMIAの破棄の破棄とか、振り返ってみるがいい。
「温かい心をやりとりする幸せな正月になるよう、祈る」と締めくくった。相手をだまさず戸惑わせず、ストレートボールばかり投げる韓国になって欲しい。外交国は、北朝鮮ばかりではない。北朝鮮にばかりやさしくしても、嫌がられ拒否されていることを、旧正月に自覚すべきが優先ではないのだろうか。
【編集 : MB】
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