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朝令暮改 どんどん新型コロナウイルス(武漢肺炎)に厳しくなる韓国

Global News Asia / 2020年2月5日 14時45分

韓国ソウル仁川空港(2020年1月30日撮影)

 2020年2月3日、韓国の文在寅大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大対策として、中国・湖北省での滞在歴がある外国人の入国の「一時的措置」を決めたことを明らかにした。「世界各国も感染症の流入と拡散をふせぐために、入国制限や出入国の強化を実地している」と語り、「国民の安全を守るためにやむを得ない措置」だとした。

 中国は韓国にとって最大の人的交流国だ。また、最大の貿易相手国。『武漢肺炎』と言わず、「新型コロナウィルス」と言い続けている。中国の困難は、韓国の困難とも語る。「支援と協力を惜しまない」ともしている。

 在韓中国大使は、この「一時的措置」に対して激怒している。「WHOの方針に則ったやり方でいい」とまで言っている。

 「危機警報は現在の「警戒」を維持するものの、実際は「深刻」のレベルに準じ、先手先手の対応をしていく」。そして文大統領ではなく、陣頭指揮を執るのは首相。政府レベルで、各地域への拡散を遮断するために強力な措置を取るのだそうだ。

 文大統領は、マスクで覆った口で言いたいことを言って、責任は首相が取る。韓国らしい。

 「国民の隔離や医療関係者の参加など、感染拡大を防ぐための犠牲に対する補償案も考えなければならない」。観光業などの自営業など直接的な被害を受ける国民への支援対策や、社会的弱者へのマスク配布の指示を出しているのは、文大統領だ。

 きれいごとを言っても、武漢肺炎を韓国で一番忌み嫌っているのは、文在寅大統領だ。
【編集 : RL】

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