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【ミャンマー】人権派映画監督が釈放 国軍批判のミンティンココジー氏 模範囚で早期に刑期終了

Global News Asia / 2020年2月22日 6時30分

2019年8月の公判で、終了後に記者らに主張を訴えるミンティンココジー氏(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2020年2月21日、国軍を批判したとして有罪判決を受け収監中のミャンマーの人権派映画監督のミンティンココジー氏が同日朝、釈放となった。1年の有罪判決を受けていたが、収監中の態度が良かったため2か月ほど早い釈放が認められた。関係者からは喜びの声があがったものの、同氏には肝臓がんの持病があることから健康状態が心配されている。

 ミンティンココジー氏は2019年4月、国軍をフェイスブックで中傷したとして逮捕。国軍批判を実質的に禁じる刑法505条a項違反罪に問われ、2審の高等裁判所まで争ったが有罪判決が確定して服役していた。同氏は「人権と人間の尊厳国際映画祭」を主催したことで知られている。

 同氏の弁護人のロバート・サンアウン弁護士は取材に対し、「釈放されたことは大変喜ばしい」としたうえで、「長期収監されており病状が心配だ。当局や裁判所は彼の健康状態はわかっていたはずだ」として、肝臓がんにかかっている同氏を長期収監したことを批判した。同氏は釈放後、自宅に帰宅して親族らと一緒に過ごしているという。

【取材・執筆 : 北角裕樹・リンニャントゥン】

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