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文在寅大統領だけが正義、形だけの三権分立は消滅

Global News Asia / 2020年2月25日 13時30分

韓国のイメージ

 2020年2月、文在寅大統領が、ここ二年本格的に捜査に着手した司法積弊関連の判決がすべて無罪になっている。

 「前政権における利益独占疑惑を解明しなければならない」とした事件だ。元大法院主席裁判研究官に続き、現職判事3人の機密流出容疑について無罪判決が出た。さらに裁判への介入容疑を受けていた判事も無罪になった。すべては、当初から不透明さが際立つ事件だ。

 この事件に関し、文大統領は捜査が始まる前から「憲法破壊」と豪語し、有罪だと決めつけていたにもかかわらずだ。

 これだけではない。文大統領が捜査を指示した事件は例外なく無罪判決が出ている。

・「防衛産業不正疑惑」…韓国空港宇宙産業→無罪
・朴賛珠元陸軍大将のパワハラ及び別件贈収賄→無罪
・江原ランド採用不正外圧疑惑に関係した権性東自由韓国党議員→無罪
・文大統領がインド出張中に現地で特別捜査団を立ち上げ特命捜査を指示したキャンドル集会戒厳令文書も、90ヵ所の家宅捜査と204人からの事情聴収を行う→全員容疑なし、あるいは無罪処分

 大統領命令によって無理な捜査が行われたのか。それとも、捜査を行ったことはカムフラージュであって、捜査の裏で証拠を消してしまったのか。

 ただ、その過程で苦しめられて、韓国常套手段の自殺も続いた。これも、事件をクリーンにする必要な死者だったのか。

 歴代の大統領は、刑事訴追事件は専門家専門部署に回した。文大統領のように多くの個別事件で捜査指示は出してはいない。

 しかし、容疑なし、無罪の結論があまりにも多すぎる。捜査を促すのに、結果が出た時、文大統領から自らの指示や一言の謝罪もない。

 疑いがあるのに、全部が無罪になる。事件ではなくなる。弁護士だからこそ裏で指示ができる。ただ、今、文大統領の選挙工作や不正工作を擁護するという違法行為容疑が浮かんでいる。これも、キレイに事件ではならなくなる、のだ。
【編集 : UH】

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