【ミャンマー】昨年1年で300人以上訴追 表現の自由の侵害で市民団体調査
Global News Asia / 2020年3月5日 7時15分
2020年2月27日、ミャンマーで表現の自由にかかわる罪で訴追された市民や民主活動家らが2019年の1年だけで331人に上ることが、ミャンマーの市民団体の調査でわかった。多くは政府や国軍の関係者の告訴によるもので、アウンサンスーチー国家顧問が実質的に率いるミャンマーでも、表現の自由が脅かされている現状が浮き彫りになった形だ。
市民団体のアッタンによると、2019年に表現の自由に関する事件が156件以上あり、訴追された人数は331人だった。利用された法律は、インターネット上の中傷などを禁じる電気通信法で49件(31%)を占めたほか、個人の権利と安全法、デモなどの方法を定める平和的集会法、国軍や国家への批判を実質的に禁止する刑法などがみられた。告訴したのは文民政府の関係者が38%、国軍関係者が25%だった。
アッタンのサウンカ上級代表は「平和的集会法などで訴追された少数民族活動家もいる。法律の改正が必要だ」と述べている。2016年から政権の座についたNLD (国民民主同盟)に対して、 表現の自由が脅かされていることに不満が高まっていて、人権団体や諸外国などの批判にさらされている。
【取材/執筆 : リンニャントゥン】
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