【ミャンマー】硬派メディア「エヤワディ」編集者、電気通信法で訴追 ラカイン州ルポで国軍が告訴
Global News Asia / 2020年3月17日 11時0分
2020年3月16日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンのチャウダダー郡区裁判所に、硬派の論調で知られる老舗メディア「エヤワディ」のシニア編集者のイエニー氏が招集された。同氏は、エヤワディのニュースサイトが昨年4月に掲載したラカイン州の内戦のルポ「記者のミャッウー日記」で国軍の信頼を損ねたとして、電気通信法66条d項違反で国軍から告訴されていた。同氏は保釈金を支払ったことで拘束を免れた。イエニー氏は罪状を否定しており、3月30日から予備審問が始まる。
イエニー氏は16日、「私たちは国軍に対する国民の信頼を損ねたわけではない。戦争で苦しんでいる住民のことを知らせるため、メディアの責任を果たしただけだ」として、無罪だという立場を強調した。
エヤワディは英語読みのイラワジとしても知られ、軍事政権時代は亡命メディアとしてタイのチェンマイで活動した老舗マスコミ。かつては雑誌も発行していたが、現在はニュースサイトがメインとなっている。
地元市民団体の調査によると、2019年ミャンマーでは表現の自由に関して、150件以上の事件が起き、300人以上が訴追されている。
【取材/執筆 : リンニャントゥン・北角裕樹】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【連載】ミャンマーに生きる──戦闘の再燃したラカイン 絶え間ない恐怖にさらされるロヒンギャの人びと
国境なき医師団 / 2024年9月12日 17時7分
-
ミャンマー内戦に巻き込まれ、強制徴兵までされるロヒンギャの惨状
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月11日 17時17分
-
【連載】ミャンマーに生きる──「あの日、すべてを失った」 最大都市ヤンゴンの結核病院から
国境なき医師団 / 2024年9月11日 17時7分
-
閉じ込められ、忘れ去られたロヒンギャの人びと 安息の地はどこに──
国境なき医師団 / 2024年9月11日 11時37分
-
【動画】フェンスの中のロヒンギャ──ミャンマーの現場を訪れた日本人スタッフの思いは
国境なき医師団 / 2024年8月25日 8時34分
ランキング
-
1《深セン市で襲撃された10歳男児が死亡》「私の子が何か間違ったことをしたの?」凄惨な犯行現場、亡くなった男の子は「日中ハーフ」と中華系メディアが報道
NEWSポストセブン / 2024年9月19日 18時5分
-
2ダミー会社でポケベル製造 イスラエル、米紙報道
共同通信 / 2024年9月19日 21時1分
-
3インド製弾薬、欧州経由でウクライナへ ロシア抗議でも規制の兆しなし
ロイター / 2024年9月19日 16時24分
-
4レバノンのトランシーバー爆発 “ロゴ報道”の日本企業「偽物も多く流通した、10年前に販売終了の商品の可能性も」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月19日 15時55分
-
5中国・深セン 襲われた日本人学校男児が死亡 現地の日本人社会にも衝撃広がる
日テレNEWS NNN / 2024年9月19日 12時9分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください