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飲料水購入が困難に! 都市封鎖(ロックダウン)フィリピン・ラプラプ市

Global News Asia / 2020年4月1日 21時15分

水をデリバリーするトラック(2020年4月1日午後、ラプラプ市JALアパート付近)

 2020年4月1日、外出禁止令・都市封鎖(ロックダウン)中の、フィリピン・セブ州のラプラプ市では、大きなボトルの飲料水の購入に支障が出ている。このタイプの飲料水は、水道水を濾過したもので1本20~30ペソ程度(配達費込み・チップ別)。

 市内を走る乗合バス(ジプニー)や、3輪車(サイドカー)の稼働台数が大幅に減っているため、濾過水販売ステーションの休業も増えている。

 通常の営業を行っている濾過水販売ステーションは、電話をかけ、空きボトルを集荷してもらい、水を充填して配達してもらう。しかし、発信できる状態の電話を保有していない市民も多く、水道水を沸騰させて飲料水に代用している家庭もあった。

 貧困家庭のカッシーさんは「この4日間、毎日いつも利用している濾過水販売ステーションに通いました。最初の3日間は休業でした。今日は営業していたのですが、スタッフ不足で配達はできないと言われ途方にくれていました。富裕層の隣人から、配達可能な濾過水販売ステーションを教えてもらい、水を購入できてホッとしています」と話している。

 フィリピンの新型コロナウイルス感染確認者数は、2,311人。死亡者は96人に増えた。

【編集 : Eula Casinillo】

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