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顔を知ってもう以前に、政策ではないのかー韓国選挙

Global News Asia / 2020年4月5日 8時15分

韓国の国旗

 2020年4月5日、あと10日ほどで4・15総選挙の投票日だ。今回の選挙戦は、いつもと手法が違う。新型コロナウィルスの影響で、握手することも出来ず、顔もマスクで覆わなければならない。

 各候補者は、マスクで顔の半分を隠しながらも、なんとか、顔と名前が一致してもらえるように苦労している。立候補時には、正直、イメージ戦略というか、ポスターにも「別人?」と思えるほどの写真を使って好意的に見てもらうようにしなければならない。同じように、選挙カーで回っていても、国政ともなるとヘアメイクも同行(さらにスタイリストもついている)だったりする。どこかで街頭演説をする際は、清潔感を与えるように、身だしなみを整える。

 しかし、今回は、選挙カーの中も、最低必要人数でなければ、濃厚接触になってしまう。さらに、全員マスク。そしてこまめにアルコール消毒をしながらの選挙活動だ。

 知名度の低い新人候補は、ポスターと顔を一致してもらうことがなかなか困難だ。飛沫感染予防で口だけ覆う極小マスクの候補もいれば、マスクを顎にずらして、直接語り掛ける強者もいる。

 マスクに、投票番号と名前を表示している候補者も多数いるし、また、顔全体が見えるように、ビニールの透明マスク(これはマスクなんだろうか)の候補もいる。選挙活動は大変だ。今回は雨後の筍のように小党乱立では、記憶に残してもらう奇策に出ないと難しいかもしれない。

 しかし、選挙は、顔や見栄えではなく、第一に必要なのは確固たる公約、政策を知ってもらうことによって信頼が増すのではないだろうか。それとも、韓国の国民は、顔が良ければだれでも入れる、と候補者が考えてるとしたら、国民をあまりにも馬鹿にしている。
【編集 : GR】

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