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韓国の厳しい「自己隔離」監視カメラで告発者急増ー新型コロナウイルス

Global News Asia / 2020年4月7日 9時15分

韓国の国旗

 2020年4月、今、すべてのこと、ものが、自粛中である。スーパーで、自宅で調理する食材を購入するのは生きていく上で必要なことだとしても、外食は、基本的に自粛だ。かすかにティクアウトは許されている気もするが、店自体が自粛している。どんなに食べたくても、代用になるもので我慢せざるを得ない事が、日々日々加速している。

 この韓国人は、心の底から「たい焼き」が食べたかったのだろう。新型コロナウィルスの感染判定を受けている最中の夫婦が営むたい焼き店で、たい焼きを購入した30代の自己隔離者が、無断外出したと言う理由で、警察に告発された。感染予防および管理に関する法律第41条ならびに第80条に基づかれた告発だ。

 自己隔離を言い渡されたのは、やはりこの夫婦から「たい焼き」を買ったという理由からだった。4月7日までの自己隔離期間中だった。

 1日の午前5時10分ごろと、2日の午前6時50分ごろ、自宅近所のコンビニに立ち寄ったと監視カメラから判明した。早朝で客がいないから大丈夫と本人は過信したのだろうか。

 感染判定を受けている最中であっても、生きていくためのお金を稼ぐには店を開けなければならない。しかし、それで困るのは購入者、客だ。自己隔離になっても、充分に食料がなければ、コンビニにも行くだろう。それで告発される。告発されている自宅隔離者は、韓国では増えている。

 監視カメラが津々浦々にあるから、食べるものがなくても、本当に自分で自分を隔離しなければ、罹患者だけでなく犯罪者になってしまう。悩ましい問題だ。
【編集 : KO】

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