フィリピン・マニラ首都圏を含む「ルソン島の外出禁止令」4月30日まで延長

フィリピンABS-CBN Newsから

　2020年4月7日、東南アジアで一早く都市封鎖・移動制限を実行しているフィリピン政府は、期間を4月30日まで延長し、新型コロナウイルスの感染防止策を最優先に実行していくことを発表した。フィリピンの新型コロナウイルス感染確認者は3,764人、死亡者は177人。

　都市封鎖・移動制限の対象は、マニラ首都圏を含むルソン島全域。国内線の運航も同様に4月30日までストップする。ルソン島以外に滞在する邦人が、マニラを経由して日本に帰国することはかなり難しくなった。

　マニラ市の貧困家庭には、1家庭1,000ペソの現金支給の他、各バランガイ(市役所の支所機能を持つ町内会)から、米や缶詰め、石鹸などが配布された。

　マニラ首都圏のケソンシティ大学では、ホテルの客室も利用し、583人の新型コロナウイルス感染患者の治療にあたっている。
【編集 : Eula Casinillo】